会員企業ご紹介

株式会社スマイルヴィジョン

「お客様の未来のスマイルを創造する」
〜最大の武器は信頼できる社員〜

杉若 太郎(代表取締役) 会社名:株式会社スマイルヴィジョン
会員名:杉若 太郎(代表取締役)
所在地:大阪市北区末広町3-3 大同パークサイドビル2階
創 業:2004年4月
事業内容:お客様のお困りごとをITで解決する(WEB制作、システム開発)
従業員数:20名(パート・アルバイト含む)
ホームページhttps://www.smilevision.co.jp






1.事業内容及び企業の沿革

杉若太郎社長41歳、学生時代に地域の交流サイトを制作、運営したことが後の起業につながりました。「私たち結婚しました」という利用者からの葉書で、ITの可能性を強く意識し、卒業後大手旅行会社のIT部門に就職、実務の腕を磨きますが、2001年9月11日、アメリカでの同時多発テロにより、業界は大打撃を受け会社がリストラに踏み切ったことが転機となりました。杉若さんは対象ではありませんでしたが、「いつかは起業を」と思っていたこともあり独立を決意し、将来を危惧していた仲間5人が「杉若さんについていく」と言って行動を共にすることになりました。
売上ゼロで6人での船出は一見無謀ですが、彼には明確な想いがありました。「経営が軌道に乗ったポイントは」と問うと、「システムだけ、デザインだけという会社はあるけど、どちらも、さらにマーケティング・コンサルティングまでできる会社はほぼない。創業時にプログラマー、デザイナー、マーケティングそれぞれ優秀な人に声をかけて応えてくれたことです」と答えてくれました。だからこそ、着実に会社を発展させてこられたのです。


2.状況の変化・転機、そして現在の取り組み

2008年9月、リーマンショックの余波が会社を襲います。大手企業の部長決済で即決できる価格帯を狙って伸ばしてきた業績が下降線に。そこで安定的な収益を目指して2010年から手掛けた新規事業が保険のポータルサイト運営。アイデアも参入タイミングも悪くなかったが、資金力勝負で負けて大失敗。会社は債務超過に陥ります。社内の空気も最悪になり、ついには創業から支えてくれた女性社員が「もう限界です」と言って退職。みんなで社名を考えた時に「スマイル」というキーワードを提案してくれた彼女の笑顔を奪ってしまった不甲斐なさで自己嫌悪の極みに。しかし去りゆく彼女に「必ずみんながスマイルでいられる会社を創り直すから」と誓って、杉若さんの反転攻勢が始まりました。
会議室に皆を集め「会社のありとあらゆる不満を出して」と告げて外出、数時間たって戻ると、2つのホワイトボードにぎっしりとダメ出しが。「これはいつまでにこうする」と回答していき、終わったと思ったら、「社長、裏にも……」と。社内の信頼関係を再構築し、再度考えたのは「本当に必要な方に本当に必要なものを提供する」こと。長く必要とされる商品・サービスの開発に懸命に取り組んだそうです。それが月額300円からの勤怠管理システム「スマイルワーク」、WEBサイトの月額コンサルティングサービス「スマコン」といった形で事業の柱となろうとしています。


株式会社スマイルヴィジョン

3.社員について

「社員は同じ船に乗って進む仲間、家族みたいなもの」、行き先は経営計画で共有していて、人が成長しないと会社が成長しないので、人が育つ環境整備には注力しているとのこと。「社員の技術力は高いと思います。僕は開発もデザインもマーケティングもしない、全部社員が」と誇らしげです。先日も新たに手掛ける在庫管理システム案件について「こんな感じで」と伝えただけで、プロジェクトが始動したとか。5年後には人数も売り上げも3倍になる「予定」なので、いまのメンバーがリーダーに育っていてくれることを楽しみにしているそうです。

4.同友会への想い

会社が最悪の状態だった2012年、それどころではないと思いながらも、「なにかヒントは得られないか」と青年部副幹事長を引き受けたことが結果的によかったと振り返ります。「仲間ができたこと、経営を体感できたこと、いろいろな刺激をうけたこと」と語る杉若さん、2013年には過去最高益で債務超過を解消、2014年には青年部幹事長として300名体制と会社では対昨年比130%成長を達成。「同友会をこんな風に使えというアドバイスは?」と問うと、「支部内外、県内外にライバルを見つけてほしい」と即答されました。「僕にとって森一朗さん(株式会社モリエン代表取締役・東神戸支部)との出会いが大きかったです。自分にないものを持っているし、いろんな刺激を受けてもっと頑張ろうと思えるんです」と。

5.今後の展望

ここ数年は自社商品・サービスの売り上げ構成比を高め、受託案件、ネット通販事業とバランスをとりながら成長していき10年後には次のステージにいたいとイメージしておられます。次代のリーダーが育ち、「IoTのその先」のチャレンジがしてみたいと。それでも「お客様のお困りごとを解決するのが仕事で、ITはそのツール!」という姿勢にブレはないと考えておられます。これからも「信頼できる社員」と共に「お客様の未来のスマイルを創造する」会社であり続けてくれることでしょう。