今月の会員企業のご紹介
2009.12. 1
有限会社ホールナイン
有限会社ホールナイン

早川社長
代表/早川 和多留
所在地/神戸市須磨区飛松町1‐1‐10
設立/平成17年6月
事業内容/飲食店経営
従業員数/社員3名、パートアルバイト10名
ホームページ/http://r.gnavi.co.jp/k724100/
所属/西神戸支部
今回は神戸板宿でこだわりの炭火・豚・旬菜の「まるり」を経営されております、有限会社ホールナインの早川和多留さんのお店におじゃましての取材となりました。
まるりの沿革
平成元年
板宿に「満る里」オープン
平成11年1月
早川さんが前オーナーさんから事業を引き継ぐ
平成16年12月
中央区に新店舗「元町来門」オープン
平成17年6月
㈲Whole9設立
平成18年6月
居酒屋「満る里」を炭火と豚と旬菜のお店
「まるり」にリニューアル
平成19年7月
「元町来門」閉店
平成20年4月
「まるりはなれ」完成
創業のきっかけ

おいしそうな豚串
早川さんは大学卒業後何か形の残せる仕事と思いアパレル関係に就職を希望されていましたが、うまくいかずにデパートで契約社員として働いていて、このままでは自分の将来像が見えてこないと考えている頃に、父親の知り合いの方が現在のお店「満る里」を廃業するという話を持ってこられました。「店やってみる?」即「やる!」と返答。飲食関係はアルバイトでレストランの雑用ぐらいしかやったことが無かったのですが、23歳で「店やってんねんて何かカッコいい」と思い、二つ返事で店のオーナーに就任することになりました。
業界の状況・外部要因

店内はこんな感じ
全体的に外食産業もご他聞に漏れず景気は良くは無いですが、絶対に無くならない産業だと思うんです。全国的なことは分からないが我々の商圏(板宿)の中ではライバルは10店舗位です。先ずは板宿界隈で頭ひとつ抜け出したら良いと思うんですが、なかなか他のお店屋さんも頑張っていますし抜け切れてないですね。板宿界隈の飲食店として10番以内にと思っているのです。というのも今晩食べに行こう、何食べたいと思ったときに思いだしてもらえるお店て、せいぜい10店舗位だと思うんですよね。絶対忘れられないお店、必ず思いだしてもらえるお店にしたいんです。
社員に対して
悩んでいることはいろいろと有るんですが、まるりの大事にしていることを守ってウチの店に関わる人が、本当に楽しくうれしいお店を作り続けたいんです。
まるりの大事にしている事
うれしいお店である事
お客様にも、スタッフにも業者さんにも、お店のある地域の人達にも、喜んでもらえる、みんながうれしいお店である事。
精一杯を伝える事
精一杯の料理・サービスを。もちろん、あいさつも自分のできる精一杯を伝える。
自立型人間になる事
人間力の高い人間になる事。マニュアルはみんなの共通認識としてちゃんと理解した上で、目の前のお客様によろこんでもらうためにどうすればいいのかを、自ら考え、行動し、結果を出せるようになる事。
現在取り組んでいること
入り口を入ると

ポイントカードを最近始められました
以前はアンケートをとっていたのですがなかなか集まらなかった。またお客様のことを一番知っている妹さんが育児の為あまりお店に出られなくなり、お客様の好み・領収書の名前などの情報がいきわたらなくなった事もあり、来店時にポイントカードを提示してもらうことにより、アルバイトの子でもお客様のことを瞬時に知ることができるよう情報の共有化をしたいんです。
元町のお店を閉めてから、何か店の柱になる料理を作りたかったです。その当時、神戸は牛肉の文化圏だったんですが、豚肉の文化圏の東京ではすでにブランド豚が騒がれだしてきてたんで、これを神戸にもって来ようってやり始めたんです。その後いろいろと調べていって、自分が知る限り日本で一番衛生的な豚肉、生でも食べられる豚肉を扱うようになりました。(豚ユッケオススメです!!)
でも本当は一番取り組んでいるのは社長の人材育成なんです。
もう少し同友会を
顧問税理士さんの紹介で7年前に入会しました。入会当初はあまり活動はしてなかったですね。同友会に2~3回出席しただけでした。その後、青年部に入って同世代の経営者さんから刺激を受けました。ある経営者からは「中小企業には不況は関係ないねん」と厳しいお言葉を頂きました。

デザートも充実!
真剣に同友会と向き合うことになったのは、「元町来門」を閉店させてしまってからです。売上は「元町来門」店のほうが良かったんですが、なにせスタッフが集まらなかった。本来1階2階の店舗で最低でも6人のスタッフが必要なのですが、自身を合せても6人、お客様に満足してもらえるサービスを行おうとすれば、2階を閉めてお客様をお断りするような有様、また利益が出ても全て求人費に費やしてしまう有様で、何をしているやらと思い「元町来門」を閉店して板宿店一本にしました。
つくづく社長教育の必要性を感じて、同友会活動を再開しました。同友会は師匠的に教えてくれる人・常に刺激を受けられる人々と接していける場だと思います。ただ同友会活動の時間はお店の一番コアな時間帯なので、出来るだけローテーションをやり繰りして参加したいと思います。
今後の展望

取材のようす
現在ステップアップ制度はないんですが、アルバイトの中でも良く頑張っている子、リーダー的な子には、主観的に判断して時給アップしていますが、ステップアップ制度を作っていきたいと思っています。
また従業員さんをいかに巻き込んでいくか。それには出来るだけ店作りから参加させているんです。月に一回夜中に集まってメニュー変更の時は試食会を行ったり、月によっては一人一人にオリジナルカクテルを作ってもらい名前から考えてもらったり、一番には表彰状を渡してグランドメニュー化して、ずっとメニューに残していきます。
今年の初めに来年には板宿であと2店舗どんな店でもいいからやりたいと、社員と話していたんです。みんながやりたいお店、たとえば素敵なカフェ・おしゃれなバー・花屋さんなんでもいいから来年やろうなって、社員と計画を立てて売り上げ・利益目標を掲げて頑張っているんです。現在正直に言って大幅に狂ってきたんですが、来年その時までとことん目指していきます。修正しなければならないのであればその時考えます。
最後に
お店に行ったら…早川さんに「アニー・サリバンの話掃除のおばさん」の話を聞かせてって、言ってみてください。おいしい料理とお酒でお腹が満たされ、早川さんのお話できっと心も満たされ家路につけると思いますよ。
文責 ㈱野本商会 野本 伸也

