兵庫支部

同友ひょうごナビ

2009年02月の活動報告一覧

2009.2.23【活動報告】

東神戸支部・兵庫支部合同ステップアップ例会

「社員と共に築いた社風づくり」

報告者 有松 修一氏(株式会社サンキョウ-エンビックス・代表取締役、岡山同友会)

◎突然課長から社長へ

 今回の報告者である有松氏は特異な経緯で社長に就任されています。25歳で今の会社に入社され現場一筋でやってこられましたが、H13年、44歳のとき先代社長が急逝されました。当時、社長以外の役員が存在しなかった為、有松氏を含む幹部社員5人の中から押し出されるように社長に就任。しかし、社長になることなど夢にも考えてもいなかった為、何の経営知識もなく、会社に対する思いも何もないままスタートしてしまったそうです。


◎社員の反発と不安

 なんとなく社長になってしまった有松氏ですが、環境は今までと変わらず、変わったことといえば書類に押すはんこの量が増えたぐらいでした。しかしそんな有松氏は社員から質問状を突きつけられます。「会社の目標がわからない」「やりがいが持てない」「社長は何をする人ですか?」etc… 必ず回答を下さいと。


◎経営指針との出会いと気づき

 社員からの質問に回答を出す為、当時入会したてだった同友会で「経営指針書」を作ろうと思い立った有松氏。最初に行ったセミナーで、ある経営者の一言が鮮明に記憶に残ります。「仕事は明るく!楽しく!元気よく!」いままで仕事はつらくて苦しいものとしか思っていなかった有松氏にとってこのあと「楽しい」という言葉がひとつのキーワードとなっていきます。


◎本気で社員と向き合う

 社員が生き生きと楽しく働ける環境を作る為には、社員と一緒になって「どういう会社にするのか?」を議論すればよい結果が得られるのでは?と思い、10ヶ月に渡り社員と本気で向き合い議論し、皆で思いを込めて作りこんだ初めての「経営指針書」が完成したが、この後2年ほど思うように実践されませんでした。しかし、この間売上げは年々伸びていました。有松氏にはそのプロセスが見えてこない、すなわち経営指針の実践に基づいて伸びたわけではないことに納得できなかったそうです。
 「それならば!」と、さらに社員を巻き込み「戦略会議」を徹底的に行い経営指針書の理解度を深めることに注力し、あきらめず根気よく社長の思いを社員に本気で伝え続けました。


◎動き出した経営指針書


熱がこもります。有松氏

 ようやく経営指針の実践が進み、結果とプロセスが明確になってくると、社員も自発的に仕事や社内環境の整備をするようになります。2年前からES活動(社員満足)を開始し、社員全員が「どうしたら会社が良くなるか」を考えるようになりました。社内では社員が自発的に委員会活動を楽しく活発に行うことにより、コミュニケーションが円滑になり、楽しい職場作りを目指しています。そして会社としてはISO1702と5いう認定を取得し(岡山県唯一)会社の器も大きくなっていきます。
 有松氏はおっしゃいます「これからも社員を巻き込んで、どうやったら社員にとっての良い会社、良い環境を作っていけるか?これが出来なければ経営者としては失格だと思います。私自身もまだ道半ばです」と。

◎私が例会を通じて感じたこと

 御本人もおっしゃっていましたが、有松氏は見た目のカリスマ性が特段あるわけでもなく、最初はあまりの朴訥(ぼくとつ)さに少々びっくりしました。しかし話が進むにつれて語る内容の真剣さや熱意が、嘘偽りのない言葉として印象に残りました。頑固で納得がいくまでやり続ける姿勢には本当に驚くとともに尊敬の念を禁じえません。楽しい職場や、社員が生き生きと働ける会社を作る為には、まず経営者がきちんとした考え方や姿勢を示さなければならない。また社員にはちゃんと行使できる権利を付与しなければならない。そして社員と共に経営指針を実践することにより、社員との確固たる信頼関係を結び、お互いが大切なパートナーとしてやっていける環境をつくる努力を経営者としては怠ってはいけないというメッセージを強く感じました。
 有松氏はおっしゃいました「7年前から考えると会社も社員もまったく別物になりました」でも一番変わったのは有松氏御本人なのではないでしょうか。会社や社員との関係を変えたければ、まずは社長が信念を持って変化しなければならないのだと痛切に感じました。有松社長本当にありがとうございました。


株式会社上田洋紙店 山崎 正則


「ステップアップ例会を開催して」


質問に思わずニヤリ。有松氏

 今回のステップアップ例会の担当をさせて頂いて、様々な学びをする事が出来ました。まずは、打合せで有松さんとお会いし、同友会での学びをそのまま社内に取入れ実践されている様子を見て、自分自身、学び⇒実践⇒検証⇒修正⇒計画という形で、まだまだ落とし込みが出来ていないように感じました。そして、その人柄からは想像のつかない経営者の覚悟というのを、お話しの中で垣間見る事が出来ました。
 そして、兵庫支部さんと合同運営については、それぞれの例会運営の違いはあったものの、お互いにとって今後の運営の参考になったのは、間違いないと思います。自分自身でも、目からウロコの場面が兵庫支部さんのおかげでかなりありました。例えば、例会委員会をしっかりと開催し組織的に運営されている部分や、懇親会等でゲストのフォロー体制をしっかり創り、参加者の満足度アップや入会へのお誘いなど、兵庫支部の場合チームとして機能しているように思えました。東神戸支部も、支部としてのビジョンを皆で共有し、組織的に執着をもつて、成果に繋げていく流れができてくると、更に支部の活性化が出来るのだと思います。
 また参加促進に関しては、最終的には併せて129名の参加があった事は、大きな成果であったように思います。積極的にお声掛けして頂いた皆さん、ありがとうございました。


「ステップアップ例会を開催して」


変化球2回ひねり!発表者 田中氏


兵庫支部例会委員長 竹中氏


 例会委員会が目指したのは、“参加者にとって「学びと気づき」があり、「問題解決のヒントを得て自社で実践できる」例会を開催すること”でした。今回は合同企画なので、東神戸支部さんの雰囲気を知るために事前に例会にも参加させて頂きましたが、支部規模の違いや取り組み姿勢等から、正直“絶対に負けられない!”とプレシャーがありました。 プレ報告会では報告内容に付いて色々ご意見を頂きましたが、事前打合せで有松さんの会社訪問をしたとき、実際に取り組んでおられることを熱く語って頂き、その様子が凄く身近に感じられ“絶対に素晴らしい報告になる!”と私は確信をしておりました。 今回参加して頂いた方にとって「経営指針」に対する想いは人それぞれだと思いますが、一人の経営者として一人の人間として、有松さんの報告を聞き、何を学んで頂けたかが重要なポイントだと考えています。またグループ長をお願いした方には、大変ご苦労をお掛けしましたが、その貴重な経験の中から得られたものも大きかったのではと思います。 今回は委員のみなさまのご協力により素晴らしい例会を開催することが出来ました。今後はより委員会の連携を強化することで、更にステップアップした例会が開催できると確信しております。

兵庫支部例会委員長 竹中 睦芳 (ジィ・アンド・ジィ株式会社)



盛り上がるバズ。


皆さん勉強熱心です。


このページの先頭へ戻る