第38回 全兵庫経営研究集会
記念講演について
LECTURE
三越で流通を学んだ沼田社長は、「三越の時価総額を上回る会社を作る！」という夢を抱き、資本金10万円で独立。布団カバーの行商から事業をスタートしました。当時は日々の生活もままならないほどの苦労を経験されました。オイルショックを機に食品事業へと転換、26歳の時に地元加古川で19坪の食品スーパー「フレッシュ石守」を設立。1,000万円を貯めるまでには6年の歳月を要しましたが、その後、事業発展への道を歩みます。転機となったのは2000年。三木市で業務スーパー1号店をオープンすると、そこから目覚ましい成長を遂げ、現在では5,000億円以上を売り上げる上場企業へと発展しました。本講演では、沼田社長にその大躍進の軌跡、オンリーワンを生み出し顧客の支持を得るに至った戦略的思考法、2012年当時31歳の長男博和氏に事業承継し、その後2トップ体制で引き継ぎを行い、2017年すべての役職から離れ潔く退いた理由、そして社会課題の解決に挑む未来について熱く語っていただきます。
講師紹介
沼田 昭二 氏
講師プロフィール
株式会社神戸物産創業者、株式会社町おこしエネルギー会長兼社長。1954年兵庫県稲美町生まれ。兵庫県立高砂高校卒業後三越（当時）入社。81年に食品スーパー創業。2000年に業務スーパーのフランチャイズ1号店を開業する。22年10月に業務スーパーは全国店舗数1000店舗を達成。ゼロから創業した神戸物産は連結売上高4068億円（22年10月期）の東京証券取引所プライム市場上場企業となった。現在は神戸物産の経営を長男の沼田博和氏に引き継ぎ、株式会社町おこしエネルギーを設立。日本の将来の食料自給率UP！純国産再生可能エネルギーでエネルギー自給率UP！を町おこしエネルギーの大義に、地域社会の発展のため新たな事業を進めている。
会社概要
設立 ：2016年10月
資本金 ：300万円
社員数 ：14名
事業内容：地熱発電事業 太陽光発電事業 牧場事業 観光事業 養殖事業 地熱栽培事業
※地熱発電および養殖事業、牧場事業、地熱栽培業、観光事業などを、グループで一貫して対応している。
