経営者の責任―経営理念の成文化と社内の共有

株式会社吉村は、創業90年を迎える日本茶の茶袋のトップメーカー。創業当初の、紙製の日本茶の 袋を手加工する商店から、1973年にはアルミ箔を使用したラミネート袋の一貫生産メーカーとなり、 2008年には、前例のなかったデジタル印刷での化成品袋の市場を切り拓きました。 　橋本久美子氏は、2005年に専業主婦から転身し社長に就任します。当時は売上6年連続減収、市場を 取り巻く環境も非常に厳しくなる一方。すぐに同友会に入会し、経営について学びを続けました。と ころが、良かれと思った様々な取り組みも、社員からは総スカンを受け続けます。ついにはセシウム 問題で日本茶業界が揺れ、大きな影響を受けたときには社員から「この経営理念のせいだ」とも―。 いかにして現在の会社を創り上げたのか、挑戦と奮闘をお話頂きます。