会員企業訪問
VISIT
会員名
杉本 圭也(代表取締役)
所在地
姫路市山吹2丁目11番18号
創業
1967年8月22日
事業内容
一般貨物・軽貨物、倉庫、特定派遣、作業、服販売、コンサル業
従業員数
17名
公式サイト
所属支部
北はりま支部
入会年月
2013年4月
事業内容及び企業の沿革
2000年4月 杉本圭也 入社
2015年4月 杉本圭也 7代目代表取締役就任(親族外継承)
2016年4月 熊本地震災害支援物資輸送
7月 小規模事業者持続化補助金採択
9月 経営革新計画承認
12月 安全性優良事業所認定更新
2017年2月 新社屋建設
10月 第27回チャレンジ企業認定
2018年4月 軽貨物事業、作業服代理店販売事業、
コンサル事業 開始
業界の状況、外部環境の変化とその中での対策
少子高齢化によりドライバー不足が深刻化しており、長時間労働の傾向にあります。その労働環境の改善が急務とのこと。その為には、運送業のイメージを払拭し、かっこいい会社・かっこいい社員・かっこいいドライバーを目指して、より多くの人材を確保していきたいとのことです。
また、世間では『送料無料』というフレーズをよく耳にしますが、杉本さんは「このフレーズ大嫌い!」とおっしゃいます。「『送料無料』の中には汗水流し、眠たい目を擦りながらハンドルを握り走るドライバーがいる事を理解していただきたい。物流に対する世間の考え方は過去より改善されたが、まだまだ軽視されがちであるように思う。物流の大切さを世間的に理解していただく為、従事するドライバーの更なる輸送品質向上を図り、『物流お困り事解決業』となりたい。
そして物流サービスを通じて、お客様の生産性向上のご提案を行う事を付加価値とし、取引価格を適正化していきたい。」と熱く語られます。提案型営業を軸に、共に良くなる方法を模索しながら、より信頼し合える密な関係づくりを目指されています。
現在取り組んでいることについて
長時間労働改善の為、新たな輸送の開拓や既存のお客様との価格交渉を行っておられます。物流経営士の資格も取得され、業界のイメージの払拭や業界の新たな在り方を、専務様と共に日々考えておられます。社長就任時、同級生の専務様との仲が急に悪くなったそうです。しかし、このままではいけないと毎日話し合う時間を持たれました。遅いときには昼から夜中まで…。話し込むうち、結局目指したいところは同じで、互いの立ち位置を理解できたことで、今では最も信頼できる最高のパートナーとして、常に新たなアイデアを出し合っているそうです。
数字の面では、毎月役員と管理部とで経営戦略会議で振り返りを行い、3ヵ月に1度業績報告会を金融機関・顧問会計士・中小企業診断士同席のもと、地に足をつけた経営を目指して行われています。
社員に対して
楽しい会社を目指すため、できるだけコミュニケーションの機会を持たれています。初詣、納涼、一泊研修旅行、忘年会、社員さんへの誕生日プレゼントなどなど。4年前から始められた誕生日プレゼントは社員さんの大切な人へも贈られています。それは、「危険と隣合わせの業務だけに、社員さんのご家族の気持ちは計り知れない・・・」との気持ちからだそうです。自社で働いていただいている感謝の気持ちを少しでも、と継続されています。
同友会への想い
藁をもすがる思いで、6年前に入会された同友会。『赤字から黒字へ、最悪から普通へ』という信念のもと、熱心に学ばれ、今では『黒字へ回復、最悪から普通へ』になってきたのかな、と笑みがこぼれます。「同友会でたくさんの方々にご教授いただき、たくさんの仲間とも出会い、今ではかけがえのない会です。経営者はいつ何時も燃え続けていなければならない。ここに来るとモチベーションを向上できる、燃え続けることができる。」杉本社長にとって、同友会はそのような場所だそうです。
今後の展望
「業績の安定化を図り、社員全員の幸福を目指し、我々丸福が業界のイメージを変える。丸福運送店の輸送品質ブランドを構築し、全員で輝く。次のステージは『普通から最高へ』を掲げ、運送屋らしくない運送屋を目指し、、日本産業の血液となる仕事に誇りを持ち、かっこよく、オモロイ!と感じて働いてもらえる環境づくりを目指します!」と、熱くかっこいい、杉本社長でした。
編集後記(取材の感想)
取材に行かせて頂いた数日後、杉本さんのFacebookに、社員さんから頂いた誕生日プレゼントが!杉本さんがどのような気持ちで社員さんと日々関わられておられるのか!?それが形となって垣間見れた投稿でした。同性の社員さんからのプレゼント。僕にも貰える日は来るのだろうか…。
北はりま支部 広報委員