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有限会社大島工芸

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会員名  

 

大島 久宜(執行役社長)

所在地  

 

加古川市東神吉町天下原277-4

創業   

 

2004年2月

事業内容 

 

建築左官業

従業員数 

 

7人

公式サイト

 

http://www.ohshimakohgei.com

入会年月

 

2004年2月

事業内容及び企業の沿革

建築左官業です。大手ゼネコンの協力会に所属する1次下請けで建築、土木の左官工事をしています。

大型物件がほとんどで、アウトレット、コストコ、IKEA、県立西宮芸術文化センターなどを施工しました。

下地処理が主で今では多能工になってきている側面もあります。

1987年 大島左官工業所を創業

1994年 社屋建て替え

2004年 有限会社大島工芸に法人化

2013年 ベトナム実習生を採用開始

業界の状況、外部環境の変化とその中での対策

今は、コロナウイルスの影響はほとんどありませんが、今後計画物件の見直しにより、影響が出てくると思っています。

現状左官業は高齢化に伴う人手不足で、兵庫県に限らず、県外からも依頼が来ている状態です。

信頼を得る為には、お客様からのニーズに確実に応える、凡事徹底の2つが重要であると考えています。

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現在取り組んでいることについて

ベトナムの実習生に対して、言葉の壁、文化の壁がまだまだあると感じています。

その為、月2回講師をお招きし日本語の勉強会を実施しています。

今後海外に会社を設立し、人材(職人)を育成して日本における人手不足を解消したいと考えています。

社員に対して

現場では取引先との信頼、信用、コミュケーションなどの『人間力』が最も重要だと思っています。

だからこそ社員には人間力を高め、現場での潤滑油となり、必要不可欠な人材になって欲しいと思っています。

また、職長には経営を理解してもらう一環として、数字を勉強させています。

今年25歳、28歳の若手の職人さんが結婚しました。社員がしっかり稼げて、安心安全に働ける環境作りに力を入れています。

同友会への想い

2008年に母から名義変更という形で同友会に入会し、2009年に経営指針づくり勉強会に参加しました。

ブロック長や副支部長を経験後、2017年に幹事長の役を受けました。時間的余裕がなく断ろうかどうか悩みましたが、「今プレイングマネージャーやろ。10年先も同じことしとんか?今のままやと同じやで。」という先輩の言葉で受けようと決心しました。

その後2年間組織を学び、2019年からは支部長をしています。支部長就任前にも先輩会員から辛辣な言葉をもらいました。

「この2年で中はりま支部がどうなるか、会社も一緒やで」本当は維持する程度にしか考えていなかった私に、同友会も自社も業績を下げてはダメだというスイッチが入りました。現在コロナ禍で、良くも悪くも貴重な体験をさせていただいています。

様々な経験や学びをいただき、自分を成長させていただいている同友会には感謝の気持ちでいっぱいです。

今後の展望

現在、右腕がいないことに悩んでいて、今はまだまだ家業に近い状態なので早く企業に転換したいという思いがあります。

経営指針の発表、方針の発表はしていますが、まだまだ浸透できていません。

支部長の役目を終えたら経営指針成文化セミナーを再度受講するつもりです。

そして、自社を強固にして、家業から企業に転換するために様々な仕組みや制度を入れていく予定です。

編集後記(取材の感想)

今回長時間に渡りインタビューをさせていただきました。大島さんの人柄が前面に出た楽しいものとなりました。その中で本当に大事にしていること、学んだことを教えていただきました。改めて自分自身も自社を見つめ直して、同友会で挑戦させていただきたいと感じました。

中はりま支部 第3ブロック

伊勢田薬品株式会社 伊勢田 駿佑