会員企業訪問

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フォレスト株式会社 

|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)

会員名  

 

阿黒利則(代表取締役)

所在地  

 

姫路市飾西735-1 

創業   

 

2007年10月

事業内容 

 

新築物件とリノベーション業・不動産業

従業員数 

 

10名(正社員8名、パート2名)

公式サイト

 

https://www.forest-ie.com/

入会年月

 

2015年9月

企業の沿革と同友会入会に至るまで 

知人の紹介で建築の道に入り、19歳で宮大工の弟子になりました。

早く独立したいという思いもあり、1997年23歳の時に阿黒建築として創業をしました。

創業時から仕事は順調でしたが、29歳の時に死の淵を彷徨う原因不明の病にかかりました。

 

一命を取り留め、そこから奮起して勉強に没頭し、2級建築士や宅建の資格を取得しました。

しかし、当時からお客様の幸せを追求していく中で、不具合を隠して仕事をする建築業界に違和感を感じ、一時期は建築から離れて飲食店を経営していました。

2007年10月に現在のフォレスト株式会社を設立し、2010年に今も変わることなく当社が推奨する『WB工法』と衝撃的な出会いをし、お客様の幸せを追求し続けながら現在に至ります。 

 

良い会社にしたい良い経営者になりたいと考えていた時に、2015年の近畿圏合同例会にゲスト参加し、全国の経営者に触発されて同友会へ入会しました。

入会直後に開催されたベトナムでの例会で、今も繋がる全国で活躍されている会員とたくさん出会い、多くの学びと刺激を受けました。

そこで話される全国でトップクラスの経営談議を数多く聴け、今まで自分が漠然と感じていたことが全て正解だったと、確信に変わっていきました。 

 

帰った頃には良い経営者になろう!と決意が固まりました。その後も同友会行事に積極的に参加し、MG研修・経営指針セミナー・採用研修を受講し、現在の経営に非常に役立っています。

ベトナムでの出会いが無かったら、今の自分も会社も無かったかもしれないです。

現在取り組んでいることについて

建築業界を取り巻く外部環境は、建築資材の高騰・供給の不安定などなど、厳しいの一言です。

そんな中でも木材確保として、森のプロフェッショナルである地元の林業と業務提携し、SDGsにも繋がる取り組みをしています。

また、良いと判断した新しい商材を積極的に取り入れ、お客様に喜んでもらえる提案を出来る環境づくりもしています。

 

これは自社で商材を生み出すだけではなく、自社の強みと今あるもの(他社の商材)をジョイントしていき、さらに良いものにするという取り組みです。

これにより、大手企業との業務提携の話が進んでいるなど、厳しい外部環境にも対応しています。

 

もう一つは、2年前より自社のブランディングにも力を入れ、外部発信を積極的に行ってきました。

広報専属の社員さんが育つなど、それがようやく形となり、様々なお問い合わせが増えて受注に繋がってきています。 

ホームページをリニューアルし、SEO対策・SNS発信・社員さんの研修受講など、出来る限りの投資をして費用はかさみましたが、当社では広報活動は営業の核と考え、今後も発展させていきます。

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社員に対して

当社の経営理念は『Makeshappy(幸せを創造し続ける)』です。

社員さんには仕事の面だけではなく、一人の人間としての人格形成を養ってもらっています。

お客様の幸せはもちろんですが、社員さんにも自分で幸せを創造していける人になってもらいたいです。

人に幸せにしてもらうだけではなく、自分で自分の幸せを創造することが大切なのではないでしょうか。

 

経営者としてそれを社員さんに対してしっかりと伝え、皆で考えて意見を出し合っています。

そのような生き方がをするには、 <我ただ足るを知る>の原理原則は大切です。

他人の為に動くことで、自分の生きがいを見出す。これは社長である私自身の若い頃の反省で、自分の為だけに動いていた頃は、一瞬は満たされてもその後は空しいことばかりでした。

 

私が変われたように、生き方を変えることで人は変れるのではないかと思います。

『健康・経済・精神(心)』この3つが無かったら幸せになることが出来ない。

社員さんの皆が幸せになるために、共に3原則を追求していきます。経営理念を理解し、それに沿って自ら考え行動し、日々成長をしている社員さんの存在には本当に感謝しています。 

同友会への想い

今朝も社長勉強会で、同友会の話を社員さんにさせてもらいました。

とにかく同友会では経営を学ばせてもらっています。

これまでも様々な役を経験させていただき、本年度は副支部長なので、会社でいうと幹部社員の経験をさせてもらっています。

 

活動する中で何かと他責にし、役を受けるのに後ろ向きな会員さんもいらっしゃいますが、依頼が来たら自分に言い訳をせず、YESかハ イで喜んで受けるべきだと思います。

仕事では失敗できないけれど、同友会活動は失敗しても許される場です。

チャレンジすることが大切ではないかと思います。

 

癖が強い経営者たちを、自主的・能動的に盛り上げる経験ができれば、会社に持ち帰って為にならない訳がないですよね。

自社を良くしていきたい!と思うなら、せっかくのチャンスを活かさない手はないと思います。

まずは同友会で役を受けて、組織の経験を積むことで同友会・経営者・社員さんのみんな3方よしになるのではないでしょうか。 

 

お互いに決算書を持ち寄って、意見をし合える団体は他にないですよ。

これは自主・民主・連帯の精神で信頼し合っているから出来るのだと思います。

少しでも自社・自己の成長に繋げるためにも、積極的に同友会活動をしていきましょう!

編集後記(取材の感想)

阿黒氏とは入会以来、同友会活動或いは仕事上でも長く関わってきましたが、今回の会員企業訪問の取材を通して、社員さんや同友会に対する熱い思いや考え方をより深く知ることができました。

記事にもあるように、お互いに同友会で様々な役を仰せつかり、自己変革に繋がったと思います。

フォレストさんを外から見ていると、どんどん社員さんも増え、入会当初に比べて社内の雰囲気も良い方へ大きく変わったと感じます。

 

同友会での学びを実践し、更には自社に落とし込みをしている姿勢には感銘を受けました。

今後も積極活動されていく上で、いろんな会員にも影響を与える存在になっていくのではないでしょうか。

取材時に社員さんからもお話をお伺いでき、お忙しい中を取材に協力いただき感謝いたします。

 

中はりま支部広報委員長 株式会社SKY 山本幸司