会員企業訪問

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happy resin(ハッピーレジン)

|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)

会員名  

 

三枝 寛(代表)

所在地  

 

兵庫県加東市南山2-13-4

創業   

 

2015年1月

事業内容 

 

想いを形に残す業

従業員数 

 

1名

公式サイト

 

https://www.happyresin.net/

入会年月

 

2015年4月

事業内容及び企業の沿革

2010年の結婚を機に奥様がレジン(樹脂を使ったアクセサリー、インテリア)の制作を始められ、2014年に三枝さんが体調を崩し、勤めていた家具メーカーの仕事を退職されました。それを機に2015年1月に奥様と二人でレジンの雑貨屋さん(奥様の作品を販売)を始められます。

 

その後、作品作成の奥様の負担の大きさを考え、出来るだけ負担がかからないようにUVレジンの基礎講座や材料の通信販売を始め、同時期にレジンのブログを開始。本の出版、TV番組の出演、個展の開催など精力的にメディア露出も行われますが、人の想いに触れることが好き・想いを形に残すことがやりたいと気づかれ「想 8DOYUHYOGO2023 いを形に残す業」として現在、プロポーズをプロデュースしてバラの販売を行ったり、四つ葉のクローバーなど想い出の品をレジンで閉じ込めるなど様々な事業展開を行っておられます。

業界の状況、外部環境の変化とその中での対策

レジンの材料販売だけでいうと、コロナ禍で競合他社が急増してしまい、レジンの材料の価格競争が起こってしまいました。レジンに関するブログでも集客をあげることは出来るのですが、そこから他社にお客様が流れてしまい、購入に繋がりにくいという状況が起こってしまい、happyresinとして勝負する場所はここではないと気づかれ、想い出をプロデュースして喜んでもらうことにシフトすることになります。それが、他社にはないサービスを生み出し、現在happyresinの強みとなっています。

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現在取り組んでいることについて

「レジンで想いを残すパイオニアになる」という10年ビジョンを掲げられ、プロポーズ・ウェディング・出産など人生の中の記念日を全て、レジンとして形に残すための事業を展開。現在もお客様からの感想が毎日多数寄せられています。制作状況も逐一お客様にLINEで報告し、 お客様の不安解消と共に1つのアトラクションとして楽しんでいただいています。

雇用に対して

障がい者雇用にもつながるように、得意なことを伸ばす・人を生かす雇用を行っていきたいという想いを強く持たれており、なんだったら嫌いな事はしなくても良い、それが強みにつながるはずだし、一芸に秀でたスペシャリスト集団を作っていきたいと、得意なことを伸ばす雇用形態を目指しておられます。また残業が当たり前のこのご時世で、より生産効率を上げるために集中力が続く「1日7時間労働」を実現されるため現在も奮闘されております。

同友会への想い

経営指針書の作成がきっかけで、人と関わる経営をしたいと思うようになったと語る三枝さん。自分が何をしたいかしか考えられなかった中で、この経営指針書づくりがきっかけで人との関わりに重きをおき、これがhappyresinの本当のスタートだったのは間違いないと話されました。

今後の展望

生まれて死ぬまでの人の人生を形に残す仕事を続けていきたいという想いが強い三枝さん。レジンの特性的に「モノを残して形に残す事ができる」ウェディングの薔薇を残したい・思い出のコインをレジンで閉じ込めたいなど、現在もさまざまな依頼が来ている中、たくさんの出会った方々の人生を形にされています。今後もその想いは途切れる事なく、想いを形にしていかれる事でしょう。三枝さんの今後の活躍にもご期待ください。

 

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編集後記(取材の感想)

優しさと柔らかい雰囲気が、ご自身の事業とピッタリあっている三枝さん。今回の取材でも長時間にわたり様々なことを語っていただき、事業に対する想いや、人の幸せをどれだけ常に考えているのかを知らされました。人の人生を幸せに出来る事業は、きっと自分の人生も幸せに出来るんだと思います。三枝さんこれからもたくさんの人の笑顔と感動を創っていってください。今回のインタビュー、仕事に対する姿勢をしっかりと学ばせていただきました。本当にありがとうございました。

 

北播支部広報委員会ティーダデザイン村上琢也