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株式会社ライズアップ

|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)|会員企業訪問(兵庫県中小企業家同友会)

会員名  

 

高見 昌也(代表取締役)

所在地  

 

加西市(本社)

創業   

 

1997年

事業内容 

 

厨房機器販売

従業員数 

 

社員24名、パート12名

公式サイト

 

https://rise-up.net/

入会年月

 

2019年3月

 

事業内容及び企業の沿革

厨房機器の買取販売店「プロ厨房ヒット」の運営と、厨房レイアウト設計から施工を行っています。
平成9年に創業し、法人としては現在20期目を迎えました。


最近では在庫管理システムを構築し、新たな強みとしてFC加盟店の増大にも注力しております。

兵庫県に2店舗、1工場、香川県に1店舗、FC加盟店として3店舗が現在の規模です。


厨房機器屋として品質に自信があり買い取ってきた中古品を一度解体し洗浄後、再度組み立てて商品化して販売をし、厨房づくりに関してはワンストップサービスを行っております。

お客様のニーズに合わせて厨房の図面を最新の3Dで作成し、そこにお客様が求める機械のレイアウト提案と施工までを行います。そうすることによりお客様のニーズを実現しています。

業界の状況、外部環境の変化とその中での対策

弊社はメーカーではありませんので圧倒的に商品力 としては後れを取ります。

しかし販売店としてどのメーカーの商品も取り扱いができますし、お客様にあった商品提案が強みとなっています。

 

姫路店にはショールームも設置しておりますので、お客様のイメージに合う商品提案を行う一助になっています。
飲食店が主な顧客なのでコロナ禍には外部環境が大きく変化しました。

 

しかし状況が悪くなったわけではなく、飲食店オーナーがコロナ禍を機にお店を休業されるタイミングで設備投資を行う事例が多く、逆にニーズが増えたのが実態です。

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現在取り組んでいることについて

社内的には数多くある在庫品に対して多大なる管理業務が発生しており、在庫管理を効率化することでかなりの業務改善が期待できます。

先に説明した在庫管理システムの構築をすることで品探し、情報共有はもちろんのこと、棚卸に関する業務が一気に軽減されました。

 

このようにしっかりと在庫管理をすることで棚卸作業が不要になり、かつ在庫状況を全社員とFC店舗がストレスなく閲覧できる効率的なシステムづくりに取り組んでいます。

社外的にはお客様との信頼関係を構築することで顧客満足度の向上を目指しています。

 

私自身は数字に対して執着しているわけではなく、それぞれのお客様への最適なサービスを1番に考えています。

この想いを営業マンと共有することで数値を追うのではなく、お客様に寄り添ったサービスを提案することが出来ます。

 

前期は嬉しいことに私の営業成績は5位でした(営業9名中)。

私の上に4人も成長した営業マンがいる事が人材育成の取り組みとしての結果だと実感しました。

社員に対して

新卒採用と人材育成に対しては積極的に取り組んでいます。

営業と組織は両輪でありバランスよく成長させていくことで、会社と社員は成長していきます。

 

先の話で営業成績が5位になったことにより、社員が成長するといった観点で経営者としては悔しい思いはなく、素直に嬉しい、頼もしいが本音です。

売上が拡大すると組織が疲弊し、組織のみ成長すると営業力が弱く、社員一人一人が意識を持ってくれることでバランスのいい経営が行っていけると考えています。


そんな一人一人が会社に向き合ってくれている環境に対して、経営者の私からは感謝の念しかありません。

そういった環境を今後も維持発展していくことが私の責任と捉えて、社員の一人一人のやる気スイッチを押していくことが、私が社員に対して出来ることだと思っています。

同友会への想い

同友会入会当初は香川県に単身赴任をしており、香川営業所の立ち上げに日々奔走していました。

同友会に入ってある例会で経営指針書を知り、「うちの会社に足らないものはこれだ!」とカルチャーショックを受けました。

 

すぐさま経営指針を受けたかったのですが、同じタイミングで兵庫県に戻ることになり東播支部に移籍することになりました。
経営指針は作るだけではなく活用することに意味があります。

 

会社の課題に向き合い真摯に受け止め改善し、成長します。

その繰り返しが会社の維持発展に繋がっています。

 

ただし一人だけでやってしまうと絵に描いた餅、社員を巻き込み、共に作り上げていくことでよい経営環境が出来上がります。

偶然にも取材日の週末がライズアップ経営指針発表でした。

 

期待を胸にワクワクしながらお話ししている高見社長が印象的でした。

同友会では昨年経営指針委員長を現在はブロック長を受けています。

 

経営指針と人との関わり方を同友会で学び実践しています。

今後の展望

在庫管理システムを拡張し業者間の横のつながりを堅固なものにすることで、業界の活性化を図れることを信じています。

その為にはFC加盟店の拡張は必須で、地道にPR活動を行っていきます。

 

業務的にはプロ厨房ヒットというだけにプロ意識をもって事業に携わっていきます。

先代は仕事が好きすぎてお風呂で機器のパーツを洗うほど仕事にお客様に寄り添ってきた人です。

 

バトンを受けた側として、その思いを受け継ぎ、時代の変化にも対応していきながら会社の維持発展に努めていきます。

編集後記(取材の感想)

プロ厨房ヒット姫路店に入り感じたことは、大きい倉庫に隙間なく陳列された在庫の多さにとにかくビックリしました。

また在庫管理システムの効率の良さや、扱っている最先端モデル商品を置いていること等、まさしく中古機器のデパートのようでした。

 

インタビューをするにつれ、高見社長の優しい人間性や社員さんの生き生きとした姿、働き易い職場環境が容易くイメージできました。

伸びる会社は働いているスタッフやお客さんが本当に楽しんでいるなぁと感じました。


株式会社ニッショー・エレック

代表取締役 西田 真二