投稿者:みそら税理士法人 高橋 保男(東播支部所属)
会社法440条では、株式会社は定時株主総会の終結後遅滞なく決算公告を行う義務があると定められています。
決算公告とは、会社の決算について公に告知することで、株主や債権者などに会社の経営成績や財務状態などを明らかにし、取引の安全性を保つことを目的として行うもの。
では、全ての会社が公告を行っているか、と言えば決してそうではなく、ほとんどの会社は行っていないのが現状です。公告には費用がかかる、怠った場合には罰金が定められているにも関わらず実際に過料を受けた事例がほとんどない、財務内容をオープンにしたくない、などの理由かと思われます。

ほとんどの会社は行わない決算公告ですが、中小零細企業では決算公告を行うことによる次のようなメリットもあります。
・日刊新聞等に掲載することによる会社の知名度アップ
・自社の決算をオープンにすることによる信頼度の向上
多くの企業が実際に決算公告を行っていないということは、逆に考えると、中小零細企業が決算公告を行えば知名度や信頼度を向上できる可能性があるということ。財務状況を公開するのは躊躇いもあるでしょうが、オープンにしても問題のないような健全な状況を目指すという考え方もできそうです。
では決算公告をする費用はどのくらいかかるのでしょうか。
<官報>
7万円~15万円程度
<日刊新聞>
数十万円以上(新聞による)
<電子公告>
原則無料(URL登記費用等は別途必要)
費用もそれなりに必要な決算公告ですが、財務を開示することで取引先や金融機関などの外部利害関係者から信頼を得られるかも知れません。一度検討してみてはいかがでしょうか。
新着記事
【チームIT神戸】ライブ配信:ジィ・アンド・ジィ株式会社(小林 敏夫さん)
毎月第2火曜日に配信される「チームIT神戸」のライブ配信。 今回は、システム開発を行う「IT事業部」とJTB代理業を行う「旅行事業部」という、全く異なる2つの事業を展開するジィ・アンド・ジィ株式会社(G&G)の小林敏夫社長をゲストに迎えました。
「水質」を整え、共に育つ ― モチベーションの真理と経営者の覚悟
2025年最低賃金は過去最大の引き上げ。しかし「馬を水辺に連れて行けても水を飲ませることはできない」。経営者にできるのは部下のモチベーション操作ではなく、飲みたくなる「水質」=労務環境を磨き続けること。賃金という量と環境という質の両輪が揃って初めて、社員は自ら水を飲み成長する。
クロジノツボライブ配信 【女性部】 ローソン加東厚利店 脇田昌代さん
加東市と明石市でローソンを2店舗経営されている脇田さん。1店舗目をスタートして約10年、2店舗目も早い段階で展開されたそうです。店舗間は車で1時間ほどあり、人材確保や教育には苦労も多い一方で、新商品や季節ごとの展開に「ワクワクする」と話されていたのが印象的でした。 「地域貢献」という言葉よりも、“地域への恩返し”という考え方に出会ったことで、より身近に行動できるようになったというエピソードも印象的です
クロジノツボライブ配信 【女性部】(株)キシモト 三嶽 静さん
2026年2月女性部ライブ配信は、(株)キシモト 三嶽 静さんにお話しをお伺いしました。神戸〜姫路エリアでフォトスタジオを展開する(株)キシモト。フォトスタジオ運営だけでなく、保育事業や行政委託事業など幅広い事業を展開されています。社員さんからスタートし、2025年9月に代表に就任。経営指針の大切さを多くの人に伝えていきたいと意気込みを語られています
小規模事業者持続化補助金を活用するための「考え方」と「準備」
小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化を支援する制度。通常枠は上限50万円・補助率2/3で、特例活用で最大250万円まで。採択の鍵は「何を買うか」より「事業がどう伸びるか」を数字と論理で示すこと。電子申請と商工会の支援書が必須。
クロジノツボライブ配信 【女性部】(株)MAPS 岩堀真弓さん
2026年1月女性部ライブ配信は、株式会社MAPSの岩堀真弓さんにお話しをお伺いしました。起業のきっかけ、同友会の魅力、自身の経験からくる思いなどをお話いただいています、
クロジノツボライブ配信 【女性部】宝塚NPOセンター 中山 光子さん
2025年12月度女性部ライブ配信は、宝塚NPOセンター 中山 光子さんです。宝塚・川西で、地域の若者サポート、就労支援、母子ハウス、フードシェアリングなどの事業をされています。